とあるリーマン建築家の書評ブログ

建築、デザイン、アート、ビジネスなどを中心に興味の赴くままに読んだ本を不定期でご紹介します。

「ラオスにいったい何があるというんですか?」村上春樹

最近は村上さんの小説よりエッセイを読みます

村上春樹さんの本は大学時代によく読みました。「風の歌を聞け」「羊たちの冒険」「ノルウェイの森」「国境の南、太陽の西」等々。。。ただ、ここ10年くらいは小説に昔ほどのめり込めなくなってしまって、どちらかというと村上さんのエッセイのほうを手に取ることが多いです。

音楽のリズム、言葉のリズム

音楽にめちゃくちゃ詳しい小説家であることと関係があるのかもしれませんが、村上さんの文章の魅力のひとつがリズムです。読んでいて心地よい。

世界を巡る紀行文

そんなリズムに乗せながらボストン、アイスランドポートランド、ミコノス島、ニューヨーク等々、世界を旅した紀行文が続きます。各地で車を運転し、ジョギングを市、食事をし、お酒を飲み、音楽を聴き、その土地の魅力を明いっぱい吸い込みながら語られる言葉に触れていると、こちらも旅に出たくなってきます。

最近は仕事で中国に行くくらいで、プライベートではなかなか海外には行けていません。子供も生まれたばかりなので、さらになかなか難しい。行きたいところだけがどんどん増えていきます。

 

評価:★★★★(5段階評価)