とあるリーマン建築家の書評ブログ

建築、デザイン、アート、ビジネスなどを中心に興味の赴くままに読んだ本を不定期でご紹介します。

「昭和天皇物語」能條純一

武田鉄矢絶賛

ある日「ワイドナショー」を観ていたら、武田鉄矢さんが絶賛していたので、よっぽど面白いんだろうと買ってみました。確かにこれは面白かったです。原作・半藤一利、脚本・永福一成、監修・志和秀宇というように時代考証もばっちりやっていそうな布陣。(といっても半藤さんしか知りませんが)

乃木希典東郷平八郎、、、明治のスター続々

まだ第1巻は昭和天皇の幼少期から青年期に至るまでの様子が描かれています。養育係の足立タカ、学習院の院長はあの乃木希典、そして乃木希典自害の後、後任を引き継いだのが東郷平八郎。明治日本のスターが続々と登場します。司馬遼太郎の「坂の上の雲」の続編を読んでいるような感覚です。

昭和史のテキストにも最適では?

能條さんの作品を読むのは初めてですが、律儀で丹念な絵作り。これ、歴史の勉強にも最適だと思います。本当に続編が楽しみ。これがこのレベルで完結したら、本当に歴史的な名作の誕生だと思います。

 

評価:★★★★★(五段階評価)

 

昭和天皇物語 1 (ビッグコミックス)

昭和天皇物語 1 (ビッグコミックス)