とあるリーマン建築家の書評ブログ

建築、デザイン、アート、ビジネスなどを中心に興味の赴くままに読んだ本を不定期でご紹介します。

「東大から刑務所へ」堀江貴文 井川意高

ホリエモン大王製紙前会長の井川意高が、東大や刑務所での体験について語り合った本です。井川氏は大王製紙の会長時代、子会社から借りた総額106億円をカジノで使うために借りて会社法違反で逮捕されたと言うツワモノ。

どちらも東大卒でありながら、品行方正なエリートではなく、強力な頭脳を持ったアウトローという感じです。

通常、刑務所に入る人というのは本を出版できるような有名人であったりインテリであったりというケースが比較的少ないので、その内情を詳しく知ることはあまりありません。この本ではその内情がつぶさに語られます。

六本木で豪遊する日々から刑務所暮らしへのギャップ。ガザ入れの様子。刑務所の食事。他の受刑者のイジメや人間模様。接見の時の嬉しい差し入れ。刑務所での読書。などなど。なかなか興味深い内容です。

評価:★★★(五段階評価)

 

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)