「筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方」Testrterone
マッチョ社長Teststeroneが説く栄養学
マッチョ社長でおなじみのTeststeroneさんによる食事にフォーカスした本です。元々ツイッターが面白かったのでフォローするようになり、「筋トレが最強のソリューションである」という本も面白かったので買ってみました。
Testsreroneさんの著作の魅力
テストステロンさんの本の魅力はシンプルで分かりやすくユーモアが溢れていてかつ内容は正攻法で誠実というところだと思います。「これさえやればOK」「これだけ食べればOK」というようにキャッチーで安易なダイエット法やトレーニング法が巷に溢れる中、「そんな楽な方法はない」と言った上で、いかに筋トレが人生にプラスになるかということをひたすら主張されています。私も数年前からジムで筋トレをするようになりましたが、心身共にコンディションは良くなり、その効果を実感しています。
マクロ管理法
この本で推奨されている食事法はマクロ管理法と呼ばれるものです。①タンパク質、②脂質、③炭水化物の適正摂取量を性別、身長、体重、年齢から計算式によって割り出し、それに基づいて摂取するというもの。ごくごくオーソドックスな方法です。個人的にはこれまで食べるもののカロリーや栄養素の数値を具体的に意識しながら飲み食いしたことがないので、まずそれを知らなければこの方法は実践できません。この本によると最近は「カロリーSlim」などのWEBサービスで様々な食事の栄養素を確認できるサービスがあるようです。一度試してみよう思います。
筋トレで身を守る
私がいる建築設計業界はこれまで絵に描いたような長時間労働の業界でした。徹夜や休日出勤は日常茶飯事。それはもう大学の建築学科からそういうカルチャーで育っているので、半ば自嘲気味にそんな労働スタイルを受け入れていました。大規模物件の建設には数百億円が動きます。それをコントロールする設計の精神的なプレッシャーも結構なものです。私の身の回りでも心身を病んで休職したり、退職したり、中には自殺してしまった人もいます。自分もこんな働き方で何十年もやっていけるんだろうかと思っていました。
ここ数年、働きかた改革が叫ばれるようになり、建築設計業界の風向きも変わってきました。欧米の設計事務所は元々夜になるとさっさと仕事を切り上げ、家族と過ごす時間を持つスタイルでした。ようやく日本もそちらの方向性に舵を切った感じです。
自分の身は自分で守る。適正な睡眠時間を確保し、筋トレをし、健康な食事をし、仕事中は集中して仕事をする。
Teststeroneさんは企業の経営者でもあり、単なる筋トレマニアではないからこその説得力です。これは仕事も含めたライフスタイルの問題です。
トレーニングをする建築家
安藤忠雄さんはボクサー時代から毎日のトレーニングを欠かさないといいます。レムコールハースやジャンヌーベルは毎日のようにプールで泳ぐといいます。建築家はいわゆる高齢者と呼ばれる年齢になってからが本番の仕事です。歳をとってからもバリバリ働ける体は必須条件です。私も体が動く限りトレーニングを続けようと思っています。
字も大きく、サラッと読めます。
あとは実践あるのみ!
評価;★★★★(5段階評価)
筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法
- 作者: Testosterone(テストステロン)
- 出版社/メーカー: U-CAN
- 発売日: 2016/01/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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