とあるリーマン建築家の書評ブログ

建築、デザイン、アート、ビジネスなどを中心に興味の赴くままに読んだ本を不定期でご紹介します。

建築

「住宅」安藤忠雄

安藤忠雄が住宅について自作を通じて語った本です。安藤さんは巨匠建築家となった今もコンスタントに住宅の設計を続けているといいます。 割りに合わない住宅の設計 建築の設計料というのは総工費に対するパーセンテージで決まることが多いのですが、設計の…

「書庫を建てる」松原隆一郎 堀部安嗣

社会経済学者の松原隆一郎さんが建築家の堀部安嗣さんに書庫の設計を依頼し、完成するまでの経緯をまとめた共著です。 ヒューマンスケールの建築を丁寧に丁寧に 堀部安嗣さんはTOTOのギャラリー間で開催された個展を見て以来、興味を持っている建築家です。…

「GA JAPAN 148 特集 小嶋一浩の手がかり」

デザインオリエンテッドな建築雑誌 日本の建築雑誌の中でも写真を中心とした紙面づくりでデザインを語るスタンスなのがこのGA JAPANです。写真家二川幸夫さんが創刊し、今は息子の二川由夫さんが後を継いでいます。 学生時代には建築雑誌をしょっちゅう買っ…

「都市は人なり 全記録」Chim↑Pom

チムポムが都市で遊んだ2つの展覧会の記録 アートユニット、チムポムが2016年に歌舞伎町の雑居ビルで行ったインスタレーション「また明日も観てくれるかな?」展と、2017年に高円寺のバラックで行なった「道が拓ける」展の文字どおり全記録です。残念ながら…

「丹下健三と都市」豊川斎赫

最近の若手建築史家の中で丹下健三の研究でよく知られている人といえば豊川さんでしょう。 建築的不感症 建築の実務を初めて十数年、学生時代に比べると最新の建築雑誌を毎月食い入るように読み耽ることは少なくなりました。デザインのトレンドは5年、10年く…

「もがく建築家、理論を考える」T-ADS編

東京大学建築学専攻Advanced Design Studies の無料オンラインコースの内容をまとめ編集し直した建築家のレクチャー集です。 講師は隈研吾、磯崎新、香山壽夫、藤森照信、大野秀敏、妹島和世と日本建築界の大御所ばかり。そんなオンラインコースがあるのを知…

「坂茂の建築現場」坂茂

リーマン建築家のブログを名乗る割りに建築の本が全然出てこないのもなんなので、ようやく建築関連本です。発売されてすぐ買っていたものの、ちょこっと読んだまま放置していたのですが、改めて続きを読んでみました。坂さんがデビューしてから現在まで何を…