とあるリーマン建築家の書評ブログ

建築、デザイン、アート、ビジネスなどを中心に興味の赴くままに読んだ本を不定期でご紹介します。

国際

「株式投資の未来」ジェレミー・シーゲル

名著と呼ばれる本はやっぱりすごい 長期投資家界隈で、名著と呼び声の高い本書。実際に読んでみて、確かに名著でした。名著というのは誰かが一生懸命研究したことの受け売りではなく、手間暇かけて研究して、考えに考えたその本人が絞り出すように書いた本で…

「新・生産性立国論」デービッド・アトキンソン

「新・観光立国論」「新・所得倍増論」に続く「新・生産性立国論」。ゴールドマンサックス仕込みの徹底的なデータ収集と分析に基づく提言は今回も切れ味抜群です。 徹底的にロジカルな論運びなので、章立ても明快です。 第1章 人口減少は「生産性」向上でし…

「橘玲の「中国私論」」橘玲

設計をしていると中国に出張で行く機会があります 建築の設計の仕事をしている関係でたまに中国に出張に行くことがあります。建物の外壁は構造ビルだとカーテンのようにぶら下げる「カーテンウォール」という技術を使いことが多いです。施工的には現場ではこ…

「なぜ中国人は財布を持たないのか」中島恵

中国に詳しいフリージャーナリストの中島恵氏の新書です。 今年出張で見たシェアサイクルだらけの中国・厦門先日仕事で中国の青島と厦門に行ってきました。どちらも行くたびに新しい住宅や超高層のオフィスビルが次々に建設されていて、中国経済の勢いを感じ…